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24年市場予測 糖尿病薬6400億円に、15年比で40%近く拡大 SGLT2阻害薬の成長で 富士経済

公開日時 2016/11/18 03:52

富士経済はこのほど、糖尿病治療薬市場が2024年に6431億円となり、15年実績比で39.9%拡大するとの市場調査結果をまとめた。売上、数量シェアともトップのDPP-4阻害薬に20年頃にジェネリック(GE)が登場するといった市場縮小要因があるものの、SGLT2阻害薬、GLP-1受容体作動薬、配合薬などによって「市場は拡大が続く」と分析した。伸び悩んでいるSGLT2阻害薬については、「心血管イベント抑制研究などにより評価が高まった」として成長するとしている。

文末の「関連ファイル」に生活習慣病領域としての24年市場予測のほか、注目の成長市場として糖尿病、糖尿病合併症、抗凝固薬・ヘパリン製剤の市場推移をまとめた資料を掲載しました。(11月18日のみ無料公開、その後はプレミア会員限定コンテンツになります)。

調査方法は同社専門調査員による参入企業や関連企業などへのヒアリングや文献調査などをもとにまとめたもの。調査期間は16年5月~8月。

糖尿病治療薬を含む「生活習慣病領域」の市場規模は24年に1兆3815億円となり、15年実績比で12.3%縮小すると予測した。SGLT2阻害薬などの成長が期待されるものの、「(高血圧症や脂質異常症の)既存の大型品に多数ジェネリックが発売される」ことを市場縮小の理由に挙げている。同社は具体的な製品名を明かしていないが、17年度に特許切れが見込まれる降圧剤オルメテックや脂質異常症治療薬クレストールのことを指しているとみられる。

糖尿病性神経障害や糖尿病性腎症などの糖尿病合併症治療薬の市場予測もまとめ、24年に177億円となり、15年実績比で20%拡大すると分析した。新薬や開発品が見られず、多くの製品にGEがある影響で20年頃まで市場縮小が続く。ただ、糖尿病性腎症治療薬の開発品が増えているとして、21年以降にプラス成長に転じるとしている。

■抗凝固薬・ヘパリン製剤 24年に2200億円市場に 15年比7割増 

また、抗凝固薬・ヘパリン製剤、抗血小板薬、心不全治療薬、肺高血圧症治療薬などを調査対象とする「その他循環器疾患治療薬」の市場予測もこの日に発表、24年に6496億円にとなり、15年実績比で10%強の成長が見込まれるとした。

19年頃までは大型の抗血小板薬プラビックスやプレタールのGE影響で同市場は横ばい傾向が続くが、「抗凝固薬・ヘパリン製剤の適応拡大、肺高血圧症治療薬は疾患啓発による認知度・理解度向上と開発品も多く控えている」ことから、20年頃から市場成長し、21年には6000億円を突破すると分析している。

なお、抗凝固薬・ヘパリン製剤の市場は右肩上がりに成長し、24年に2289億円になると予測している。15年が1315億円のため、24年は15年実績比で74.1%の成長となる。抗凝固薬のプラザキサ、リクシアナ、イグザレルト、エリキュースが市場活性化の要因。今後も高齢化に伴う心房細動患者、動脈硬化症患者、脳卒中の既往患者などが増加し、イグザレルトなどで適応拡大もあり、「処方患者数はさらに増加するとみられる」としている。ヘパリン製剤は処方患者数は堅調に推移するが、薬価引下げの影響で縮小が予想されるという。

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