日本化薬 ハーセプチンのバイオシミラーを承認申請
公開日時 2017/04/12 03:50
日本化薬は4月11日、ハーセプチン(一般名:トラスツズマブ遺伝子組換え)のバイオ後続品(バイオシミラー)「CT-P6」(開発コード)の承認申請を行ったと発表した。同社によると、予定する適応症は、HER2過剰発現が確認された乳がん及び胃がんの領域。承認まで1年程度かかるとみられる。
「CT-P6」について日本化薬は2010年11月に韓国のセルトリオン社と、日本における共同開発・販売に関する契約を締結して、開発を進めてきた。承認されれば同社にとって、2014年に上市したインフリキシマブBS点滴静注用100mg「NK」に続くモノクローナル抗体のバイオシミラーとなる。
中外製薬が製造販売するハーセプチンの売上高は2016年には341億円だった。