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フェリング 申請中の膀胱がん治療薬・ナドファラゲン フィラデノベクで日本化薬とコ・プロ契約

公開日時 2026/03/31 04:50
フェリング・ファーマは3月30日、承認申請中の筋層非浸潤性膀胱がん(NMIBC)に対する遺伝子治療薬・ナドファラゲン フィラデノベク(一般名)について、日本化薬と国内で共同販促(コ・プロモーション)する契約を締結したと発表した。承認取得後は、両社で情報提供活動を行い、販売はフェリングが担当する。

日本化薬は、1996年の発売以来NMIBCの標準治療として用いられている膀胱内BCG製剤・イムノブラダー膀注用について、13年から国内の販売・情報提供活動を行っている。また、同社はBCG製剤・イムシストを03年から国内販売してきた実績(09年に導入元に返還)があるなど、長年にわたり同領域をけん引してきた。今回、フェリングが持つ泌尿器がん領域のグローバルな知見と、日本化薬が長く蓄積してきた専門性と知見を相乗的に生かし、医療従事者への情報提供の拡充と膀胱がん治療向上への貢献を目指す。

ナドファラゲン フィラデノベクはインターフェロン遺伝子を3カ月に1回、膀胱内に注入する非複製型アデノウイルスベクターを用いた遺伝子治療薬。2025年8月の国内申請の根拠となった第3相オープン試験は、BCG不応性の高グレードNMIBC患者を対象に行われ、初回投与から3カ月後に完全奏効(CR)率75%を達成した。安全性は、薬剤関連の有害事象はグレード1(84.2%)又はグレード2(15.8%)にとどまり、グレード3、4、5の有害事象は報告されず、良好な忍容性が確認された。

BCG療法が奏功しなかった場合の次の治療選択肢が膀胱の完全切除となるなか、ナドファラゲン フィラデノベクが承認された場合、BCGが奏功しないNMIBC患者に膀胱を温存する治療選択肢を提供することになる。
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