日医工は５月23日、地域包括ケアシステムの推進に伴うエリアマーケットに対応する営業を進めるため営業本部マーケティング部に「地域連携グループ」を６月１日付で新設すると発表した。別会社としていた日医工医業経営研究所（MPI）を営業本部に統合し、医業経営や行政動向など地域包括ケアに資する情報を、支店の営業推進グループを連携して、MRを通じて収集・提供し、顧客を支援する。それによりシェアアップにつなげたい考え。

この組織変更は統合するMPIと、マーケティング部、支店営業推進との連携を強化することで、地域包括ケアの対応を図るもの。MPIは▽情報提供資料の作成、提供▽コンサルタント▽講師派遣▽ホームページによる情報提供――を柱に事業を行っている。都道府県別の資料もまとめている。今回、MPIを営業本部に統合することで、培ってきた情報力を地域包括ケアグループに生かす。同社の支店などには「医業経営コンサルタント」の資格を持つ者が41人いるほか、社内資格の「MPS（医業経営支援）アドバイザー」が243人いる（2016年４月現在）。これまで通り、必要に応じてMRとの同行も行う。

この組織変更に伴う営業本部のマネージャー以上の人事異動は次のとおり（カッコ内は現職）。