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中外製薬 ESA製剤ミルセラ注シリンジ12.5μgの承認取得 より細やかな用量調整可能に

公開日時 2018/03/22 03:50

中外製薬は3月20日、腎性貧血を効能・効果として販売している持続型赤血球造血刺激因子製剤(ESA)のミルセラ注(一般名:エポエチンベータペゴル(遺伝子組換え))の低含有量製剤であるミルセラ注シリンジ12.5μgについて、承認を取得したと発表した。承認日は19日付け。

ミルセラは現在、25μg、50μg、75μg、100μg、150μg、200μg、250μg――の計7規格を販売しているが、臨床現場からより細やかな用量調整ができるよう、さらなる低含量規格製剤が望まれていた。同社は、「12.5μg製剤が日本の患者さんの治療満足度の向上に寄与できるものと確信している」としている。

ミルセラは、ロシュ社が開発したエポエチンベータをPEG化することで血液中での安定性を高めたESA製剤。骨髄の赤芽球系前駆細胞に存在するエリスロポエチン受容体を持続的に刺激することで、安定的かつ持続的な貧血のコントロールを可能にした。

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