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キョーリン製薬HD 18年度医療用薬売上は3.5%増収見込 点鼻薬ナゾネックス独占販売で

公開日時 2018/05/11 03:50

キョーリン製薬ホールディングスは5月10日、2019年3月期(18年度)の医療用医薬品事業は売上1084億円、前年度比3.5%増になる見通しと発表した。気管支喘息薬キプレスの後発品影響や薬価改定影響はあるものの、喘息薬フルティフォームや抗アレルギー薬デザレックスといった新薬群の伸長に加え、杏林製薬が8月から独占販売することになったアレルギー性鼻炎治療薬ナゾネックス点鼻液の売上101億円が計上予定であることから、増収を見込んでいる。

ナゾネックスはMSDが製造販売している定量噴霧式アレルギー性鼻炎治療薬で、季節性及び通年性のアレルギー性鼻炎に用いる。杏林は16年11月からMSDと同剤を共同販促しているが、このほど、杏林が同剤を18年8月1日から日本で独占販売する契約を締結した。8月以降、MSDは製造販売承認を保有するが、販促は行わない。杏林が販売及び販促を行う。

■ナゾネックス自社販売で「MRの士気上がる」

キョーリン製薬HDの荻原豊常務取締役は同日に開いた専門誌・紙を対象とした会見で、ナゾネックスを独占販売する意義について、▽業績面の下支え▽キョーリンリメディオが承認を取得しているナゾネックスAGへのスムーズな展開――を挙げた。共同販促のスキームから自社販売になることで、「MRの士気も上がり、より気持ちの入った活動になる」とも語った。

ナゾネックスAGの発売時期は非開示だが、「AGの過去の経験を活かして取り組みたい」と話した。同社はこれまでにキプレスAGを手掛けており、通常の後発品(GE)の登場3か月前から販売開始したことで、キプレスブランドとしての市場シェアの落ち込みを最小化できた経験がある。ナゾネックスAGもGEよりも先行して発売する可能性が高そうだ。ナゾネックスのGE参入時期は「ここ数年以内」と説明した。

同社によると、キプレス成人製剤の後発品シェア(AG+GE)は数量ベースで75%。分母をAG+GEとした場合のAGシェアは約6割という。

■17年度医療用薬事業は4.5%減収 キプレス後発品の影響で

17年度の医療用医薬品事業は売上1047億円、前年度比4.5%減だった。市場浸透の早いキプレス後発品による減収影響が大きく、キプレスは売上188億円、前年度比42%減、金額ベースでは139億円の減収となった。キプレスAGは売上117億円、前年度比42%増、金額ベースでは35億円の増収。結果、キプレスの先発品とAGの合算では、売上305億円、前年度比25%減だった。

新薬群の17年度売上は、フルティフォームが売上119億円、前年度比18.1%増。16年11月に発売したデザレックスは売上49億円で、前年度から39億円の増収となった。デザレックスの急伸は18年の花粉の大量飛散も要因となっている。

【17年度連結業績(前年度比) 18年度予想(前年度比)】
売上高  1106億4000万円(4.1%減) 1144億円(3.4%増)
営業利益  88億2200万円(15.3%減) 86億円(2.5%減)
親会社帰属純利益 65億7400万円(10.0%減) 66億円(0.4%増)

【17年度の国内主要製品売上高(前年度実績) 18年度予想、億円】
フルティフォーム 119(101)123
ウリトス 72(75)68
デザレックス 49(10)81
キプレス 188(327)132
ペンタサ 153(155)145
ムコダイン 87(99)72
ナゾネックス -(-)101
キプレスAG 117(82)98
ジェネリック計 277(250)274

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