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東海大など6病院 腰椎椎間板変性症の再生医療で治験へ 国内初

公開日時 2019/04/22 03:50
東海大学医学部附属病院は4月18日、腰椎椎間板変性症の再生医療の治験を5月から開始すると発表した。成人ドナーから提供されたヒト同種の椎間板由来細胞からなる再生医療等製品として開発する。傷んだ椎間板の修復・再生により、椎間板変性による腰痛症に対し根治的治療法を目指す。腰痛症に対する再生医療の治験は日本で初めて。

治験は、中等度の椎間板変性症が原因の腰痛患者38人に投与し、安全性、有効性を評価する臨床第1/2相試験と、安全性について継続的に観察する試験を行う。東海大学のほか、千葉大学、山梨大学、名古屋大学、三重大学、大阪大学の各医学部附属病院で実施する。

今回治験を行う細胞は、椎間板変性疾患患者の機能を回復させる細胞治療製品の開発に特化している米ディスクジェニックス社から委託を受けた東海大学医学部の酒井大輔准教授を中心とした研究グループの研究成果に基づく。椎間板の加齢と変性には椎間板髄核前駆細胞の消耗が関わっており、同細胞の維持が椎間板障害の予防・治療に有効であることを突き止めた。そこで成人ドナーから提供されたヒト同種の椎間板由来細胞からなる再生医療等製品として開発することにした。

治験は米ディスクジェニックス社の委託を受けたもの。同社は日本国内に拠点がないため、CROのアイロムグループで、細胞加工などの技術を持つIDファーマが治験国内管理人となった。
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