株式会社プレシャス・コミュニケーション・ジャパン原暢久デジタルを介した情報提供は時間と共に戦略性を持った形に変わり始め、マーケティング寄りの戦術が発生・進化した。進化することは、当然それに伴って様々な新たな課題を生み続けることでもある。前号においてはデジタルとしてのシングルチャネルから単独のチャネルを集めただけのマルチチャネル、そして各チャネルの融合までを世代という表現の仕方で区分けをして解説し、第１世代の課題についても触れてみた。今回は、残った第２世代、第2.5世代の課題とやがて到来するであろう第３世代について考えてみたい。第２世代第２世代のデジタルとＭＲの関係は、ＭＲ活動をサポートさせることを主眼としていた。すなわち商業医療ポータルサイトで実施したe-ディテールの顧客視聴状況をＭＲに提示...