大塚倉庫と日本ケミファ 全国で医薬品共同物流を開始
公開日時 2019/09/19 03:50
大塚グループの医薬品などの物流を担う大塚倉庫と日本ケミファは9月18日、西日本エリアで行っていた共同物流を東日本にも拡大し、全国で共同物流を開始すると発表した。西日本での共同物流で成果が上がったことが理由。
ケミファは2017年に、西日本の医薬品配送を大塚倉庫に委託。大塚倉庫の共通プラットフォーム(=食品・飲料・医薬品・日用品の共同物流)や、データやITを活用した庫内ナビゲーションなどによって、▽リードタイムの削減▽リアルタイムの運行状況把握▽誤配の防止――などの物流品質の向上に成果をあげることができた。
ケミファの山口一城社長は、「(大塚倉庫との)パートナーシップの進展により、今後も一層高まっていく医薬品配送におけるレギュレーションへの対応やコストに対する要求をこれまで以上に満たせることができると期待している」とコメント。
大塚倉庫の濱長一彦社長は、「西日本での実績を評価いただいたことがこのたびの東日本の受託開始につながった」とした上で、「日本ケミファに共同プラットフォームに参画いただいたことにより、さらに医薬品の供給体制が強固になった。今後も医薬品物流の共同化を推進し、社会に貢献していく」としている。