抗凝固薬リクシアナ 処方医の4割が「第一選択薬として処方」
過半数の医師、「効果高い」「出血少ない」と有用性を評価
公開日時 2019/09/30 00:00
高齢化に伴う心房細動や脳血管疾患などの既往患者の増加で拡大が見込まれる抗凝固薬市場。牽引しているのは、プラザキサ、イグザレルト、エリキュース、リクシアナといった、2011~13年にかけて上市された4剤の直接経口抗凝固薬(DOAC)である。トロンビンや血液凝固第X因子(FXa)を選択的に阻害し、食事に左右されない、相互作用が少ないなどの利点から、従来からあるビタミンK拮抗薬ワーファリンに代わり、広く使用されるようになった。なかでも国内初のDOACとして11年に承認されたリクシアナはここに来て大きくシェアを伸ばしている。発売当時の適応である、「下肢整形外科施行手術施行患者における静脈血栓塞栓症の発症抑制」は、DOACのなかでリクシアナのみ。その後、「非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中およ...