必須となる地域での継続的かつ適正な薬物治療の視点地域単位での医薬品の共同交渉・購入においては、同事業を目標に掲げている地域医療連携推進法人においても苦戦している様子がうかがえる。共同交渉・購入が進まない理由は何か。また、地域展開を図っていくためにはどのような環境が必要なのか。共同交渉・購入や地域フォーミュラリを行っている推進法人との違いや、昨今の薬物治療の標準化への流れを踏まえながら、地域における医薬品共同交渉・購入の今後を占った。（富井和司）異なる医療機能の集合体ではスケールメリット生み出しにくい先述の地域医療連携推進法人連絡会議の参加法人へのアンケートでは、「連携法人に参加して良くなかった点・期待を下回った点」についても聞き取りを実施。共同購入に関しては、「事業が遅れている」、「当初可能...