サワイGHD・澤井会長兼社長 AGの薬価制度見直し「予見性ができ計画が立てやすい」大きな制度改正だ
公開日時 2026/02/16 04:51
サワイグループホールディングスの澤井光郎代表取締役会長兼社長は2月13日の2026年3月期第3四半期決算説明会で、AGの収載時薬価が先発品と同額に見直されたことについて、「予見性ができて計画が立てやすい。非常に大きな制度改正だ」と強調した。26年度診療報酬改定で新設した「地域支援・医薬品供給対応体制加算」については、後発品割合の基準が85%以上となったことで、「2割の薬局がシェアを高めてくる」と予測。後発品の使用促進が進むと期待感を表明した。地域フォーミュラリへの対応も、「しっかり進めたい」と述べた。
◎AG薬価 12月以降は恐らくもう出てこない「無駄を減らすことができる」
この日の説明会で澤井会長兼社長は、AGの収載時薬価が先発品と同額に見直されたことについて、「12月以降は恐らくもう出てこないと見ている」と指摘。「これまではAGが出てこない前提で発売の準備を行てきたが、(AG登場により)結構大きな廃棄につながっていた」と明かし、「(今回の制度見直しは)予見性ができて計画が立てやすい。無駄を減らすことができる」と述べ、「こういう意味で非常に大きな制度改正だったと見ている」と語った。
◎企業指標の公表「病院・薬局での薬剤選択が見直されるのではないか」
澤井会長兼社長はまた、安定供給・品質体制を評価する企業指標が4月以降に公表されることに触れ、「やはり病院・薬局での薬剤選択が見直されるのではないか」と述べ、公表後は企業評価が中心となり、「これからの供給を続けていくことになるだろう」との見方を示した。
◎地域支援・医薬品供給対応体制加算 後発品割合85%で2割の薬局がシェア高める
26年度診療報酬改定で「地域支援体制加算」を見直して新設した「地域支援・医薬品供給対応体制加算」については、「点数構成が27点から67点までの分布になったわけだが、この点数を取るためには後発品割合85%以上が基本になる」と指摘。「これまで80%から85%の21点を取っていた薬局が全体の2割ある。これら薬局が85%に向けてシェアを高めてくるだろう」と見通し、「もう少し後発品の使用促進が進むのではないか」とマーケット変化を予測した。
このほか地域フォーミュラリについては、「医療機関にとっても、患者さんにとっても非常に良い仕組み」と述べながら、「これはメーカーの我々がどうこうするわけではなく、医療機関が中心となって選んでいくものなので、我々はその中でしっかりと対応を進めていきたい」と述べた。