社内外の事業協業で医療課題を解決
より大きな枠で新たな付加価値を社会に創出
公開日時 2019/11/30 00:00
エムスリーは9月30日、東京都内で患者支援プロジェクト「CaNoW(カナウ)」の記者会見に臨んだ。革新的新薬の開発や上市により、がん患者の5年生存率は平均62%と「がんと共存しながら生きていく」時代となった。一方でがん患者の15~25%がうつ病に罹るなど、心のケアも重要になっている。エムスリーはこうした医療環境の変化を背景に、「病に負けない、人生を輝かせる」をコンセプトに、医療資格を持つプランナーが、患者や家族の願いを叶えるプロジェクトを発足させたのだ。この会見の内容は、その日のTVニュースショーで流される。エムスリーにとって、この会見は新たな付加価値創出企業への転進を印象づけるのに十分すぎるものだった。本連載の最終回では、エムスリーの目指す新たな挑戦に迫る。(企画・取材・執筆:ミクス編集長...