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湘南アイパーク敷地内に仮設医療機関を建設 中等症対象の重点医療機関に 神奈川県

公開日時 2020/04/27 04:50
神奈川県は、酸素吸入の必要な中等症患者を受け入れる重点医療機関として、仮設の医療施設の建設を4月24日、本格的にスタートさせた。武田薬品の研究所を開放して設立した湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)敷地内のグラウンドにプレハブを建設する。施設は180床、4400平方メートル。39床を備える最初の病棟を完成させ、5月6日の稼働を目指す。神奈川県医療課の市川良成副課長は、「県内のひっ迫する医療体制を下支えする重要な施設だと考えている。一刻も早く整備を進めていきたい」と述べた。

神奈川県は、新型コロナウイルスの感染爆発に備え、医療崩壊を防ぐ“神奈川モデル”を掲げており、施設整備もこの一環として進められている。神奈川モデルでは無症状・軽症患者は自宅や宿泊施設での療養を行ってもらう一方で、中等症は重点医療機関、人工呼吸器やECMOの必要な重症は救命救急センターなど高度急性期・急性期病院が担う。

この仮設医療機関は、中等症患者を受け入れる重点医療機関として稼働させる。沖縄徳洲会湘南鎌倉総合病院(神奈川県鎌倉市)が運営を担う。同院の前川俊輔事務局長は、「緊張感をもって安全に患者さんをお受けできるように対応する」と表明。徳洲会が理念として掲げる“命だけは平等”を引き合いに、「断らない医療を徹底する」決意を示した。重点医療機関にまずは、同院からの医師数名を派遣する方針で、新型コロナウイルス以外の疾患については地域医師会をはじめとした医療機関との連携を強化する考えも示した。

22日から着工し、24日は重機を入れた整備を進めていた。今後は段階的に整備を進め、すべての工事が終わる7月上旬の見通し。
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