日本製薬団体連合会（日薬連）は７月16日、会員各社に対し、欠品・出荷調整製品について医療機関・薬局への情報提供を徹底することを求める通知を発出した。具体的には、①⽋品・出荷調整に至った理由、②供給再開⾒込時期、③代替薬を取り扱うメーカーとの事前調整に基づく代替薬に関する情報、④お問い合わせに対応する窓⼝の明⽰と医療現場からの要望等に対する適切な対応策―について、「可及的速やかにかつ確実に」医療関係者に情報提供することを求めている。

世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大などの影響で、欠品や出荷調整にかかわる医薬品が増大するなかで、「十分な情報提供が行われていない事例が発生」していることを問題視。「医薬品の安定供給は製薬企業にとって、使命・責務であることを再度ご認識いただきたい」と呼びかけている。