ギリアド・サイエンシズは7月27日、７月１日から全社員と社員の家族に対し、肝炎検査の受診を無償での支援を開始たことを発表した。ギリアドが社内で立ち上げたHERO（Hepatitis Eliminaition Reginal Opportunity）プロジェクトの一環として実施する。地域の肝臓専門医や地方自治体と連携してC型慢性肝炎の撲滅のため、ギリアド独自の取り組みとなる。今年度からモデル地区でHEROプロジェクトを進めている。

日本人の肝がんの約65％はC型肝炎ウイルスが原因といわれているが、検査が普及しないことが課題となっている。ギリアドは、社員や家族が検査を受けることを実現していく。検査を受けるには、本人からの申し込みを必要とし、検査結果が会社や健康保険組合に知られない仕組みとなっている。

ルーク・ハーマンス社長は、「肝炎リスクの高い方々が検査を受け、治療につながることで、長期的な健康改善につながることを願っている」と述べている。