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MDV オンライン診療を27日から提供開始 PHR連携で医師も患者情報の確認可能に

公開日時 2020/10/21 04:50
メディカル・データ・ビジョン(以下、MDV)は10月27日から、オンライン診療システム「オンラインドクターバンク(以下、ODB)」の提供を開始する。医師が既往歴や受診歴などの患者情報を確認しながらオンライン診療を提供できるのが特徴。同社の提供するPHR「カルテコ」のユーザーが対象。患者にとってはスマートフォンなどで診療情報などを自ら確認することで自身の体調管理などにつながる。医師にとっても、蓄積された情報を確認できることで、提供できる医療の質向上も期待される。

現在、「カルテコ」に診療情報を蓄積できるのは、▽大同病院・だいどうクリニック(名古屋市)▽恵寿総合病院(石川県七尾市)▽友愛記念病院(茨城県古河市)▽総合大雄会病院(愛知県一宮市)▽等潤病院(東京都足立区)――の5病院。

これまではこの5病院の患者と付設する健診施設の健診受診者だけが「カルテコ」を利用できたが、同社はこの日、「カルテコ」の無料アプリをApp StoreとGoogle Playで無料公開し、全生活者が利用できるようにした。

「カルテコ」に診療情報を蓄積できるのは、リアルに5病院を受診した場合か、5病院の中でODBに参加する病院の医師のオンライン診療を受けた場合のほか、今後ODBに参加する医療機関の医師のオンライン診療を受けた場合となる。検査情報は、5病院や同社子会社の健診システムを導入している施設などをリアルに受診することで、「カルテコ」に情報が蓄積される。

例えば、生活者が新たに「カルテコ」のアプリをダウンロードした場合、まだ診療情報は蓄積されていない。初診でオンライン診療を受けた後に、「カルテコ」に検査情報を蓄積できる医療機関または施設でリアルに検査し、その情報が「カルテコ」に蓄積される。その上で、次のオンライン診療を受けるといったことが想定される。

同社は今後、パートナー企業のケアネットとともに、ODBの参加医療機関を募る。また、「カルテコ」に診療・検査・健診情報を蓄積してくれる医療機関の拡大も図る。

MDVは、「ODBを介して、例えばオンライン診療する病院と、近隣の診療所とで患者の紹介・逆紹介により相互連携を強化できる」としたほか、「健康診断で『要医療』や『要精検』などの所見がついた人に情報提供し、オンライン診療で必要な医療を受けてもらうことで、慢性疾患などの重症化予防につなげることもできる」としている。
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