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20年度IBT形式MR認定試験 受験者2176人、99.8%合格 「生涯にわたって研鑽積んで」

公開日時 2021/01/29 04:51
MR認定センターは1月28日、2020年12月にインターネットを用いて実施した20年度IBT形式MR認定試験で、受験者2176人のうち2172人を「合格とみなした」と発表した。受験者の99.8%が合格したことになる。

27回目となる20年度のMR認定試験は、受験者の新型コロナの感染リスクを最小化するため、緊急措置として従来の集合形式ではなくウェブ形式(IBT=Internet Based Testing)を採用し、「第27回MR認定試験の代替」と位置づけて実施した。5肢択一の270問に全問正答することで合格とした。約1週間の試験期間中に繰り返し試験にチャンレンジでき、試験中のテキスト閲覧も認めた。(試験方法の詳細はこちら)

■新MR認定制度の新人第1期生

試験に事実上、時間制限はなく、テキスト閲覧も可としたことで、「これは試験といえるのか?」との指摘が出ていた。MRの質に疑問符が付きかねないと見る向きもあったが、同センターの若桑秀司・試験事業部長は本誌取材に、各企業で今後実施する6か月間の実務教育や、21年4月施行の新MR認定制度で最重視している“MRが主体的に生涯教育に取り組む”ことで、今回合格とみなした新人MRの質は担保できると強調した。

そして、「今回の受験者は新認定制度の新人第1期生ともいえる」とし、「MR個人にも企業にも、生涯教育にきちっと取り組むことを切に願っている。生涯にわたって研さんを積むことを期待しており、センターとしても支援していく」と述べた。

同センターは今回、「合格者」や「合格率」との表現を使わなかった。この点について若桑氏は、試験監督官の監視のもとで実施した試験ではないうえ、今回は試験の目的を▽受験者にこれまでの導入教育、基礎教育の総仕上げをしてもらう▽各企業で今後実施する6か月の実務教育にスムーズに移行できるようにするための試験と位置付ける――としたため、従来の合格者と定義が異なると判断し、「合格者」などの表現を見送ったと説明した。

また、前回までの試験では受験者の内訳として、新規受験者や再受験者の人数とともにそれぞれの合格者数を開示していたが、今回はいずれも開示しなかった。ちなみに第1回~前回(第26回)までの合計の合格率は79.5%で、うち新規の受験者の合格率は約83%、再受験者は約60%だった。今回の申込者数も非開示だが、「申込者のほぼ100%が受験した」(若桑氏)という。

次回の21年12月実施予定の第28回MR認定試験は従来通り、東京と大阪の試験会場集合形式のマークシート方式で実施予定としている。
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