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大正製薬 抗TNFαナノボディ製剤オゾラリズマブを承認申請 関節リウマチ薬として

公開日時 2021/03/23 04:49
大正製薬は3月22日、抗TNFαナノボディ製剤・オゾラリズマブ(一般名、開発コード:TS-152)について、「既存治療で効果不十分な関節リウマチ」を予定適応症に承認申請したと発表した。同剤はベルギーのAblynx社(現サノフィ子会社)の創製品で、大正は2015年に導入し、国内開発を進めてきた。

今回の申請は国内第2/3相臨床試験(3000-JA試験)などの成績に基づくもの。メトトレキサート(MTX)併用下でオゾラリズマブを関節リウマチ患者に4週間に1回皮下投与した結果、主要評価項目のACR20改善率においてオゾラリズマブ投与群はプラセボ群にして有意な改善効果を示した。MTX非併用下でオゾラリズマブを4週に1回皮下投与した国内第3相臨床試験(3001-JA試験)でも、「3000-JA試験と同様の臨床効果が確認された」という。臨床試験全体を通じて、オゾラリズマブの忍容性は良好だったとしている。

オゾラリズマブは国内一番手のナノボディ製剤として開発された。「ナノボディ」はAblynx社の登録商標で、ラマや他のラクダ科の動物によって自然に生成される特殊なタイプの抗体に由来する分子のこと。従来の抗体の10分の1のサイズで、従来の抗体ではアクセスできない体内の疾患標的部位にアクセスできる可能性がある。その小さくてシンプルな構造ゆえに、個別のナノボディを連結させることにより同時に複数の標的に作用できる「多価」ナノボディを創出することもできる。

また、ナノボディは、様々な疾患において複合的な治療方法を複数の作用を有する単一薬に置き換えられる可能性を提供するほか、大規模生産により迅速に製造することもできるという。

オゾラリズマブは2つの抗TNFαナノボディと抗血清アルブミンナノボディが融合した三量体構造のヒト化低分子抗体で、一般的なIgG抗体と比較して約1/4程度の分子量を有している。オゾラリズマブは、2つの結合部位でTNFαに結合することで、「その作用を強力に阻害する」としている。血中滞留性の良い血清アルブミンと相互作用することで血中半減期を延長させ、月1回の治療を可能にした。
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