三和化学研究所 経口SSTR2作動薬・Paltusotine 先端巨大症及び下垂体性巨人症を対象に承認申請
公開日時 2026/04/20 04:49
三和化学研究所は4月15日、経口投与可能な選択的ソマトスタチンアナログ受容体(SSTR)2作動薬であるPaltusotine(開発コード:SK-5307)について、先端巨大症及び下垂体性巨人症を対象疾患に承認申請したと発表した。厚労省から今回の対象疾患で希少疾病用医薬品に指定されている。
三和化学研究所は2022年2月に、米国Crinetics Pharmaceuticals社との間でPaltusotineの先端巨大症、神経内分泌腫瘍(NETs)およびNETsに起因するカルチノイド症候群を対象とした日本国内における独占的な開発・商業化権に関するライセンス契約を締結し、開発を進めてきた。今回の申請は、先端巨大症患者を対象に海外で実施された2つの国際共同第3相臨床試験と、先端巨大症および下垂体性巨人症患者を対象とする国内第2/3相臨床試験の結果に基づく。
先端巨大症の治療は、大部分の先端巨大症患者にとって下垂体腺腫の外科的除去が第一選択とされている。外科的処置の対象とならない患者および外科的処置で治療目標に到達できない患者に対しては薬物治療が考慮され、4週間に1回投与の注射剤である長時間作用型SSTR作動薬が標準的な治療薬として広く使用されている。
Paltusotineは、Crinetics社により先端巨大症患者およびNETsに伴うカルチノイド症候群患者に1日1回経口投与の治療選択肢を提供するため探索・設計されたもの。米国では、外科的処置で効果が不十分または外科的処置が選択肢とならない成人先端巨大症に対し、世界初の1日1回経口投与可能な低分子治療薬として承認された(製品名:PALSONIFY)。
三和化学研究所は、「Paltusotineの開発を通じて本邦初の経口投与可能なSSTR2作動薬という新たな治療選択肢を患者さんに提供することを目指す」としている。