エーザイとMSD レンビマ+ウェリレグの用法追加を申請 がん化学療法後に増悪した腎細胞がん対象に
公開日時 2026/04/03 04:49
エーザイとMSDは3月27日、がん化学療法後に増悪した腎細胞がんを対象疾患に、レンビマとウェリレグの併用療法に係る用法・用量追加を日本で申請したと発表した。今回の申請は、両剤の併用療法について、抗PD-1/L1療法による治療中または治療後に疾患が増悪した進行腎細胞がん(RCC)の治療として評価した第3相試験(LITESPARK-011)の結果に基づく。
同試験の結果は、2月に開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)泌尿器がん(GU)シンポジウムで発表された。レンビマとウェリレグの併用療法は、事前に設定された中間解析(追跡期間の中央値29.0カ月[範囲:19.3-49.2])において、主要評価項目のひとつである無増悪生存期間(PFS)について、対照薬のカボザンチニブと比較して統計学的に有意かつ臨床的に意義のある延長を示し、疾患進行または死亡のリスクを30%低減した(HR=0.70[95%信頼区間(CI),0.59-0.84];p=0.00007)。
両剤による併用療法の安全性プロファイルは、「それぞれの単剤治療で報告されているものと同様であり、新たな安全性シグナルは認められなかった」としている。
レンビマ(一般名:レンバチニブメシル酸塩)はエーザイ創製のマルチキナーゼ阻害薬で、MSD親会社の米メルクとグローバルでの共同開発・共同販促を行う戦略的提携に合意している。ウェリレグ(ベルズチファン)はMSDが製造販売するファーストインクラスの経口HIF-2α阻害薬で、がん化学療法後に増悪した根治切除不能又は転移性のRCCに係る適応で、日本で25年6月に承認されている。