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AZ コントロール不良重症喘息治療薬Tezepelumabを承認申請

公開日時 2021/06/01 04:49
アストラゼネカ(AZ)は5月31日、コントロール不良の重症喘息を対象疾患とする生物学的製剤Tezepelumab(一般名)を日本で承認申請したと発表した。同社は、臨床第2相試験及び第3相試験において、ベースライン時の血中好酸球数に関わらず、重症喘息患者の広範な集団において一貫して有意に年間喘息増悪率(AAER)を抑制した唯一の生物学的製剤だとしている。

Tezepelumabは、複数の炎症カスケードの上流で主要な上皮細胞サイトカインであり、重症喘息に伴うアレルギー性、好酸球性、他のタイプの気道炎症の発現および持続に不可欠なTSLPの作用を阻害するファースト・イン・クラスのヒト型モノクローナル抗体薬。

TSLPは、アレルギー誘発物質、ウイルスおよび他の浮遊微小粒子を含む喘息増悪を引き起こす複数の誘発物質に反応して放出される。TSLPの発現は喘息患者の気道中で増加し、喘息の重症度と相関している。TSLP阻害により免疫細胞からの炎症性サイトカインの放出が予防される可能性があり、その結果、喘息増悪が予防され、喘息コントロールが改善すると考えられている。

今回の申請は、第3相NAVIGATOR試験を含む、一連の臨床開発プログラムの結果に基づくもの。同試験は、経口ステロイド薬併用の有無を問わず、中用量もしくは高用量の吸入ステロイド薬(ICS)に、少なくとももうひとつの喘息長期管理薬を加えた治療を受けていた成人(18~80歳)および青年期(12~17歳)のコントロール不良の重症喘息患者を対象とする第3相無作為化二重盲検プラセボ対照試験。

同試験では、Tezepelumab投与群はプラセボ投与群に比較して、52週間にわたり患者集団全体で統計学的に有意かつ臨床的に意味のある56%の年間喘息増悪率(AAER)の抑制 (p<0.001)を示した。この結果は21年2月に開催された米国喘息・アレルギー・免疫学会のバーチャル年次総会で発表された。

コントロール不良の重症喘息は消耗性疾患で、患者は頻回な増悪を経験し、著しい呼吸機能の低下、生活の質の低下を余儀なくされる。コントロール不良の重症喘息患者の死亡リスクは高く、喘息関連の入院頻度は2倍高いとされる。疾患による社会経済的な負担も大きく、経済的負担は喘息関連費用の約50%にあたるともいわれている。重症喘息はその複雑性により、多くの患者で炎症の病態が明確ではなく、複数の炎症機序を有しており、既存の生物学的製剤に適さない場合や、良好に反応しない可能性がある。
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