アデュカヌマブ承認でコメント エーザイ内藤CEO「認知症エコシステムの進展に大きな一歩」
公開日時 2021/06/08 04:52
アルツハイマー病治療薬・アデュカヌマブ(米国製品名:Aduhelm)が米食品医薬品局(FDA)に6月7日(現地時間)承認されたことを受け、エーザイの内藤晴夫CEO、バイオジェンのヴォナッソスCEOはコメントを発表した。
コメントは、以下の通り
◎エーザイ・内藤CEO「アルツハイマー病治療の歴史に新たな1ページを開く」
エーザイ・内藤晴夫CEO
「アルツハイマー病の根本原因を突き止めるためのたゆまぬ追求を通じて、エーザイは、1980 年代初頭よりAD 治療薬の開発に取り組んできた。また、四半世紀以上にわたって、アルツハイマー病当事者様に寄り添い、ニーズを理解することに努めてきた。ADUHELM の承認によって、アルツハイマー病治療の歴史に新たな1ページを開くことができたことを大変嬉しく思う。本承認により、グローバルヘルス、社会、そして、最も重要な当事者様とご家族の将来に大きな展望や希望をもたらす治療オプションを提供し、認知症エコシステムの進展に大きな一歩を踏み出すことが可能となる」
◎バイオジェン・ヴォナッソスCEO「拡大するグローバルヘルスの危機に対処」
バイオジェン・ミシェル・ヴォナッソスCEO
「この歴史的瞬間は、十年以上にわたる複雑なアルツハイマー病領域における画期的な研究の集大成です。このファースト・イン・クラスの薬剤が、アルツハイマー病と共に生きる方々の治療を変革し、今後、継続的な革新を起こすと確信しています。私たちの臨床試験に参加いただいた何千人ものアルツハイマー病患者様と介護者の皆様のご貢献、ならびに当社のサイエンティストや研究者の献身に心から感謝している。私たちは、医療関係者やコミュニティと協力して、この新しい薬剤を患者様にお届けし、拡大するグローバルヘルスの危機に対処して参る」