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日本臨床腫瘍学会など6学会 アブラキサン供給停止で合同声明 治療継続中の患者を最優先 

公開日時 2021/08/30 04:51
日本臨床腫瘍学会など関係6学会は8月26日、「アブラキサン点滴静注用100mg供給停止に関する関連学会からの合同声明文」を公表した。治療を継続中の患者を最優先するほか、胃がん、乳がん、肺がん患者についてはパクリタキセルに切り替えるなど代替治療を積極的に検討するよう求めた。ただ、パクリタキセルをめぐっては、ファイザーの「ホスピーラ」が20日付で出荷調整を公表したほか、日本化薬は26日付で、パクリタキセル注 30mg/5mL「NK」、同100mg/16.7mL「NK」について治療継続中の医療機関を最優先することを発表するなど、混乱は拡がっている。

学会の合同声明文は、日本臨床腫瘍学会のほか、日本癌治療学会、日本癌治療学会、日本胃癌学会、日本乳癌学会、日本肺癌学会の各理事長名で公表したもの。アブラキサンによる治療に効果がある継続中の患者を最優先するとした。また、新規の治療を開始する患者については、①代替治療への切り替えが困難な膵がん患者やアルコール不耐(パクリタキセルへの代替困難)の患者の治療を優先、②胃がん・乳がん・肺がん患者にはアブラキサンをパクリタキセルに切り替える(肺癌、胃癌)か、他の治療法に切り替える(乳癌)など代替治療を積極的に検討する―よう求めた。さらに、アブラキサンやパクリタキセルをがん治療で使用する医療機関に対しては、「代替薬の必要以上の購入は控えください」と強調した。

◎大鵬薬品「一日も早く本製品の供給を再開できるよう最善を尽くす」

これに対し大鵬薬品は8月26日、「アブラキサン点滴静注用 100mg 供給に関するお詫び」をホームページ上に公表した。同社は、「現在弊社が保有している在庫から鑑み、2021年10 月中旬以降本製品が一時的に欠品する可能性が出てきた」と説明。製造を担っている提携先「ABRAXIS BIOSCIENCE, LLC」と連携して、一日も早く本製品の供給を再開できるよう最善を尽くすと強調した。また、「製薬会社としての重要な使命である医薬品の安定供給が確保できず、多大なご迷惑をおかけしますこと、重ねまして深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

◎日本化薬 パクリタキセル、ドセタキセルがともに出荷調整へ


一方、日本化薬はパクリタキセル注 30mg/5mL「NK」、同100mg/16.7mL「NK」とドセタキセル点滴静注液 20mg/1mL「NK」、同80mg/4mL「NK」のそれぞれについて出荷調整すると医療関係者に公表した。同社は、いずれの製品ともに「他社同効医薬品の出荷調整の影響に伴い、想定を上回るお問い合わせを頂戴している状況」と説明。「既存の医療機関様への供給を最優先するため、当面の間、新規医療機関への採用・納品は辞退させていただきたく存じます」と理解を求めている。




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