大日本住友製薬 新規の2型糖尿病治療薬ツイミーグ 9月16日発売
公開日時 2021/09/13 04:50
大日本住友製薬は9月10日、新規の2型糖尿病治療薬ツイミーグ錠500mg(一般名:イメグリミン塩酸塩)を16日付で発売すると発表した。同剤の発売は、日本が世界で初めてとなる。
ツイミーグは、既存の経口血糖降下薬とは異なるテトラヒドロトリアジン構造を有する新しいクラスの経口血糖降下薬。ミトコンドリアへの作用を介して、グルコース濃度依存的なインスリン分泌を促す膵作用と、肝臓・骨格筋での糖代謝を改善する膵外作用(糖新生抑制・糖取込み能改善)の2つのメカニズムで血糖降下作用を示すと考えられている。
用法・用量は、「通常、成人にはイメグリミン塩酸塩として1回1000mgを1日2回朝、夕に経口投与する」というもの。薬価は500mg1錠34.40円(1日薬価:137.60円)。大日本住友製薬は、「2型糖尿病における単剤およびインスリンを含む他の血糖降下剤との併用によるすべての血糖降下療法において、幅広く使用される治療薬となる可能性がある」としている。