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武田薬品とJCRファーマ ハンター症候群の次世代治療薬「JR-141」で共同開発と事業化に向けた契約締結

公開日時 2021/10/01 04:50
武田薬品とJCRファーマは9月30日、ハンター症候群の治療薬としてJCRが開発中の次世代組換え融合タンパク質「JR-141」について特定地域における独占的な共同開発およびライセンス契約を締結したと発表した。JR-141は静脈内投与で蛋白質を脳内に送達させ、ハンター症候群の身体症状を緩和し、神経障害性病変を改善する革新的な薬剤。武田薬品は、日本とアジア太平洋地域の一部を除く米国外での同剤の承認取得後は、当該地域において独占的に事業化を行う。

ハンター症候群は、抗ヒトトランスフェリン受容体抗体とイズロン酸-2-スルファターゼ(IDS)の欠損によって引き起こされる疾患で様々な病型がある。JR-141はJCRファーマの血液脳関門(BBB)通過技術である「J-Brain Cargo」を用い、治療効果をもつ酵素が脳内に直接到達し、ハンター症候群の身体症状と、認知機能障害の進行につながる神経障害性症状に働きかける。

武田薬品は独占的な共同開発およびライセンス契約により、米国以外のカナダ、欧州およびその他地域(日本と一部のアジア太平洋諸国を除きます)におけるJR-141の事業化を独占的に行う。一方でJCRファーマは、米国外のライセンスの契約一時金を受領するほか、開発と事業化の進捗に応じてマイルストーンフィー、ならびに製品化後の売上に応じて段階的に料率が設定されるロイヤルティを受け取る予定。

さらに武田薬品は、本契約とは別に締結したオプション契約に基づき、グローバル第3相プログラムの完了時に米国におけるJR-141の事業化について独占的ライセンスを得る権利を取得する。


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