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大塚製薬 タカラバイオとの腫瘍溶解性ウイルス、CAR-T細胞製品の共同開発契約終了

公開日時 2021/11/11 04:49
大塚製薬は11月9日、タカラバイオと共同開発していた腫瘍溶解性ウイルス「TBI-1401」(開発コード)とCAR-T細胞製品「TBI-1501」について、両契約を終了することで合意したと発表した。長引く開発期間に加え、TBI-1501は国内で3製品が承認されている競合状況を勘案し、契約を終了することにした。滑膜肉腫を対象疾患とする遺伝子治療薬「TBI-1301」は引き続き両社で開発を進める。

3つの開発品は全てタカラバイオの創製品で、大塚製薬と共同開発・販売契約を締結していた。契約終了に伴い、タカラバイオが大塚製薬に許諾したTBI-1401とTBI-1501に関する技術・知財・その他の権利は、タカラバイオに返還される。

TBI-1401の一般名はcanerpaturevで、腫瘍溶解性ウイルスと呼ばれるもの。腫瘍溶解性ウイルスは、正常な細胞内ではほとんど増殖せず、がん細胞内において特異的に増殖しがん細胞を破壊すると考えられている。大塚製薬は契約終了の理由について、「膵臓がんを対象とした第1相臨床試験結果をふまえ、膵臓がんおよび他のがん種での開発計画を両社で検討したが、今後の開発に要する期間等を考慮し、契約を終了するとの判断に至った」としている。

TBI-1501はCD19・CAR遺伝子治療薬で、「CAR-T細胞製品」と呼称されている。成人急性リンパ芽球性白血病を対象とした第1/2相試験を実施していたが、治験期間が長期化し、CAR-T細胞製品が国内で3製品が承認されている競合状況を勘案し、契約を終了することにした。
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