アルフレッサ “AI問診票”提供のプレシジョン社と資本提携
公開日時 2022/03/17 04:49
アルフレッサホールディングスは3月16日、子会社のアルフレッサがAI診療支援システムを手掛けるプレシジョン社(東京都文京区、佐藤寿彦社長)と資本提携したと発表した。プレシジョンは国内初のAIを用いた本格診療支援システム「今日の問診票 with Current Decision Support」を提供しており、アルフレッサは同システムの営業活動を2021年12月から開始している。出資額は非開示。
「今日の問診票 with Current Decision Support」は、医師約2000人が執筆・監修したデジタル診療マニュアル「Current Decision Support」(以下、CDS)と自動連係している。診察前に患者がスマートフォンやタブレット端末から入力した症状などの問診結果とCDSに蓄積されたデータをAIが照合することで、▽疑われる疾患名▽疾患情報▽鑑別疾患▽検査例▽処方薬――などの情報を医師の電子カルテ上に表示する。これにより、医師は著明医師の診療マニュアルを確認しながら診療を行うことができる。プレシジョンは、診察の効率化のほか、患者が入力した問診結果を基にAIがカルテの下書きを行うため、医師の業務負担軽減にもつながるとしている。
アルフレッサグループは現中期経営計画で、グループの経営方針として「事業モデルの変革」を掲げており、成長分野への積極的な投資による事業領域の拡大を目指している。