あすか製薬は、ドロスピレノンを単一の有効成分とする経口避妊薬について韓国での開発・販売権を導出する。同社の親会社であるあすか製薬ホールディングスが６月20日、発表した。導出先は、韓国・Hyundai Pharmで、韓国での避妊を適応とした独占的開発販売権を許諾するライセンス契約を結んだ。同社は、契約締結時一時金のほか、開発の進捗に応じたマイルストンを受け取る。

同剤をめぐっては、あすか製薬が2020年１月にスペイン・Insud Pharma社から日本および韓国における独占的開発販売権の許諾を受けていた。なお、国内では臨床第３相試験をあすか製薬が実施中。同社は、2023年 3月期業績への影響について、「軽微」としている。

なお、同剤は19年に米国で「SLYND」、欧州では 「SLINDA」の販売名で製造販売承認を取得している。