あすか製薬HD 元従業員がグループ社員リストを社外に持ち出し 二次被害の可能性は低い 再発防止策も
公開日時 2026/07/06 04:50
あすか製薬ホールディングスは7月3日、元従業員がグループの従業員リストを退職時に社外に持ち出した事案が発生したと公表した。当該従業員リストには、グループの現従業員および退職者の個人データ(氏名、所属部署、役職、社員番号、生年月日、入社年月日、退職年月日)が含まれていた。二次被害発生の可能性については低いとしている。同社は今回の事案を受け、全従業員からの秘密保持誓約書の取得や退職時の秘密保持誓約書の取得など再発防止策を実施するとした。
今回の事案は、昨年退職した元従業員が人事部在職時に従業員リストを個人的に PC 管理し、退職後もそのデータを再就職先(同社の業務委託先)の PC に移管していたところ、当該 PC が不正アクセスを受け、その調査過程で判明したというもの。従業員リストには、グループの現従業員および退職者の個人データが含まれており、連絡可能者には、すでに個別に郵送等で連絡しているという。なお、従業員リストには、住所、電話番号、メールアドレス、マイナンバー、銀行口座情報および要配慮個人情報等は含まれていない。
同社は今回の事案を受け、PC のフォレンジック調査(インシデント発生時に客観的なデジタル証拠を確認し、真相を解明するための専門的な調査手法)を実施し、従業員リストの閲覧、ダウンロードの痕跡は確認されていないことを確認した。この結果、「個人情報が流出した可能性は低いものと判断」しているという。また、現時点で当該個人データの第三者への提供や不正利用等の二次被害は確認されていないと説明している。
今回の事案を受け、同社は再発防止策として、①全従業員からの秘密保持誓約書の取得、②退職時の秘密保持誓約書の取得、③個人情報の適正な取り扱い等に関する従業員研修の追加実施、 ④退職時および部署異動時には個人フォルダ・PCから前部署の業務で使用していた全ての資料削除の確認徹底―を実施する。