KMバイオロジクスと日本血液製剤機構 コンファクトF静注用を発売 従来品の高濃度製剤
公開日時 2022/06/28 04:49
KMバイオロジクスと日本血液製剤機構は6月27日、血友病A及びフォン・ヴィレブランド病治療薬・コンファクトF静注用250単位、500単位、1000単位(一般名:乾燥濃縮人血液凝固第VIII因子)を発売した。同静注用は、1mLあたりの有効成分含量を、従来品のコンパクトF注射用250/500/1000の2倍にした高濃度製剤。高濃度化により1回あたりの投与容量を減らすことができ、患者の負担軽減につながることが期待される。
同静注用は、KMバイオロジクスが製造販売元で、製造を担う。日本血液製剤機構は販売を担い、医療機関への情報提供・収集活動を行う。
血友病Aは止血に必要な血液凝固第VIII因子の欠乏または機能異常に起因する遺伝性出血性疾患。国内患者数は5657人と報告されている。フォン・ヴィレブランド病は、止血に必要なフォン・ヴィレブランド因子の欠乏や機能異常に起因する遺伝性出血性疾患。国内患者数は1490人と報告されている。