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KMバイオの痘そうワクチン、「サル痘の予防」の効能追加を審議へ 7月29日の薬食審・第二部会で

公開日時 2022/07/25 04:48
厚生労働省は7月22日、29日に開催予定の薬食審・医薬品第二部会で、KMバイオロジクスの「乾燥細胞培養痘そうワクチンLC16「KMB」」(一般名:乾燥細胞培養痘そうワクチン)に「サル痘の予防」の効能を追加することも審議すると発表した。厚労省は同部会の審議品目を15日に公表していたが、今回の効能追加も審議品目に加えた。同ワクチンは現在、痘そう(天然痘)の予防に使われている。

サル痘は感染症法上の4類感染症に指定されている。7月19日時点で、日本でヒトのサル痘の発生事例は報告されていない。

サル痘は、1970年にザイール(現コンゴ民主共和国)でヒトでの初めの感染が確認された、オルソポックスウイルス属のサル痘ウイルスによる感染症。症状は発熱と発疹を主体とし、多くは2~4週間で自然に回復するが、小児などで重症化、死亡した症例の報告もある。

2022年5月以降、欧米を中心に、これまでサル痘の流行が報告されてきたアフリカ大陸の国々(常在国)への渡航歴のないサル痘症例が6000例以上報告されており、常在国外では前例のない流行となっている。世界的にサル痘に対するサーベイランス体制が十分整っていないことから、水面下で感染が広がっている可能性があり、今後も感染者の報告が続く可能性があるとされている。今回の流行で報告されている症例の多くは男性で、男性間で性交渉を行う者が多く含まれていることが各国から報告されている。
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