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インテージヘルスケアと岡山大学 AI創薬による新薬開発の共同研究開始

公開日時 2022/08/29 04:51
インテージヘルスケアと岡山大学は8月26日、AI創薬による新薬開発の共同研究を開始したと発表した。岡山大の細野祥之教授(学術研究院医歯薬学域 薬理学)が行うImmunoglobulin(Ig)様細胞外ドメインを標的にする難治性疾患治療薬の研究開発テーマにおいて、インテージヘルスケアなど3社が提供する、新薬創出のためのAI創薬プラットフォーム「Deep Quartet(ディープカルテット)」による化合物のデザインを行い、新規化合物を得ることを目指す。

Immunoglobulin(Ig)様細胞外ドメインを持つ受容体型チロシンキナーゼは、リガンド分子とのタンパク質間相互作用を介して、悪性腫瘍の発生と進展に無数の重要な働きを担っている。しかし、低分子化合物が結合できるポケットが少ないなどの理由で、その阻害薬の設計は困難を極めている。

インテージヘルスケアと岡山大は、すでにインシリコスクリーニングによってシード化合物を見出しており、様々なモデルでその効果を確認しているという。これらの情報をもとに、AI創薬によるアプローチでシード化合物の最適化を行う。両者は、「本研究で得られる化合物は、悪性腫瘍をはじめとする難治性疾患治療薬として期待される」としている。

ディープカルテットは、製薬企業などに所属する有機合成化学者(メディシナルケミスト、以下メドケム)がもつ化合物をデザインするノウハウなどをAIが深層学習・機械学習し、新薬になり得る候補化合物を提案してくれるというもの。メドケムが持つ技術や勘どころをAIが学習してくれる。インテージヘルスケア、理論創薬研究所、アフィニティサイエンスの3社が開発した。
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