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JCRファーマ ライソゾーム病の「ウルトラレアディジーズ・アセット」22年内にライセンス契約へ

公開日時 2022/10/27 04:50
JCRファーマの芦田信代表取締役会長兼社長は10月26日、2022年度第2四半期決算説明会で、ライソゾーム病領域で研究開発中の「ウルトラレアディジーズ・アセット」について、22年内にも一括してライセンス契約を締結できる見通しだと明らかにした。また、成長ホルモン領域で23年度に第3相試験入りを予定している持続型成長ホルモン製剤JR-142について、22年度内にライセンス契約を締結できるのではないかとした。

◎22年第2四半期は前年同期比45.1%減の大幅減収減益 新型コロナワクチン受託製造終了で

同社の連結売上高は前年同期比45.1%減の155億8100万円、営業利益は同94.5%減の7億4400万円と大幅な減収・減益となった。これはアストラゼネカの新型コロナワクチン(AZD1222)原液の国内受託製造終了が最大の要因であり、「減収減益は期初予想通り」とした。通期業績予想は据え置いた。中間期までの契約金収入は、同86.6%減の10億1000万円で、通期予想の154億円に対する進捗率は6.6%にとどまっているが、「もともと下期に偏重を予定している」と説明し、同社が取り組む18疾患のライソゾーム治療薬のうち、ウルトラレアディジーズと位置付ける品目と、それ以外(比較的患者数が多い)の品目に分けて、ライセンス契約の交渉中であるとした。

このうち、ウルトラレアディジーズで研究開発中の5品目(フコシドーシス、バッテン病・乳児型(CLN1)、バッテン病・遅発乳児型(CLN2)、αーマンノシドーシス、ガラクトシアリドーシス)については、年内にも一括してライセンス契約を締結できる見通しを示した。それ以外(開発が終了したアガルシダーゼベータBSと武田薬品とライセンス契約を締結したJR-141(ハンター症候群)を除く)の11品目については、「単独での導出のほか、グルーピングして導出を行うことも検討している」とした。

【連結実績 (前年同期比) 22年度通期予想(前期比)】
売上高155億8100万円 (45.1%減)450億円(11.9%減)
営業利益 7億4400万円 (94.5%減)145億円(27.3%減)
親会社帰属純利益9億6200万円 (89.6%減)103億円(29.0%減)

【国内主要製品等売上(前年同期実績)、通期予想、億円】
グロウジェクト 60.83 (66.89)131
イズカーゴ 21.18 (9.85)52.10
テムセル 17.01 (17.17 )35.30
腎性貧血治療薬 21.57 (30.11 )49.30
エポエチンアルファBS注 13.92 (15.12 )26.30
ダルベポエチンアルファBS注7.65(14.98 )23
アガルシダーゼベータBS点滴静注 5.21(3.23)7.60
契約金収入 10.10 (75.57)154
AZD1222原液 19.31(80.46)19.30
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