日本の医療の明日を語る
日本医師会 松本 吉郎 会長
公開日時 2023/01/01 00:00
「日本医師会の役割は、国民の健康と命を守ることだ」-。日本医師会の松本吉郎会長はこう力を込める。高齢化社会のマイルストーンとされてきた2025年が迫るなかで、社会保障の持続可能性は喫緊の課題だ。2023年は、かかりつけ医の法定化を含めた医療法改正の議論や診療報酬、介護報酬、障害福祉サービス等報酬が同時に改定されるいわゆるトリプル改定の議論など、医療提供体制をめぐる議論も本格化する。本誌は、日本医師会の松本吉郎会長に、トリプル改定やかかりつけ医、医師の働き方改革などをテーマに、日本の医療の明日について語っていただいた。医療機関が機能を発揮「面」で地域を支える医療の姿かかりつけ医も「これまでと決して同じではない」「平均寿命と健康寿命を延伸し、その差をもう少し縮め、元気で長生きする世界を実現したい...