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帝人ファーマ 骨粗鬆症治療薬・オスタバロ皮下注を発売 専用電動式注入器を使用

公開日時 2023/01/31 04:50
帝人ファーマは1月30日、骨粗鬆症治療薬・オスタバロ皮下注カートリッジ1.5mg(一般名:アバロパラチド酢酸塩)を発売した。同剤は専用の電動式注射器「オスタバロインジェクター」を使用して、患者本人が1日1回皮下注射して用いる。同剤の薬価は1万6128円(1.5mg0.75mL1筒)、インジェクターは処方時に注入器加算300点がつき、患者は自己負担割合に応じて負担する。なお、同剤による治療終了後、インジェクターは処方元医療機関に持っていき、医療廃棄物として処理する。

インジェクターはPHC診断薬事業部と帝人ファーマが共同開発した。帝人ファーマが同剤とともに販売する。

インジェクターはカラーディスプレイに表示される注射ガイダンスを確認しながら操作でき、ディスプレイ上部の注射ボタンを押すと薬液が自動的に注入されるため、高齢患者や介助者における投与負担の軽減が期待できる。また、投与日時などが本体に自動記録されるため、介助者や医療従事者との投与履歴の共有が可能となり、服薬指導をサポートする。両社は、「患者さんにとって治療がしやすい環境を提供するとともに、服薬アドヒアランスの向上につながることが期待される」としている。

◎骨・関節領域を得意とする帝人ファーマ 「中核的製品と位置付け、市場浸透を図っていく」

同剤の効能・効果は「骨折の危険性の高い骨粗鬆症」。用法・用量は「通常、成人には1日1回アバロパラチドとして80μgを皮下に注射する。なお、本剤の投与は18ヵ月間までとすること」。

同剤は新規の副甲状腺ホルモン(PTH)製剤。有効成分のアバロパラチドは、細かく分類すると副甲状腺ホルモン関連ペプチド(PTHrP)の誘導体で、Gタンパク質が結合した副甲状腺ホルモン1型受容体を選択的に刺激することで骨形成を促進する。帝人が米国ラディウス・ヘルス社から国内権利を獲得し、帝人ファーマが開発した。

帝人ファーマは骨・関節領域に強みを持ち、ワンアルファやボナロンなどの骨粗鬆症治療薬や、超音波骨折治療器・セーフスなど様々なソリューションの提供を通じて患者のQOL向上に貢献してきた。同社はオスタバロ皮下注1.5mgについて、「中核的製品と位置付け、市場浸透を図っていく」とコメントしている。
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