帝人ファーマは２月６日、種田正樹・常務取締役研究開発技術本部長（帝人グループ理事、写真）が次期社長に内定したと発表した。社長就任は４月１日付け。現社長の渡辺一郎氏は社長補佐となる。同社によると、今回のトップ人事は「世代交代のため」だとしている。

種田氏は４月１日付で帝人ファーマの社長に就任するとともに、帝人グループ常務執行役員ヘルスケア事業本部長に就任する予定。現在57歳。これまで主に研究開発畑を歩んだ。

退任する渡辺氏は19年４月に社長に就任。地域包括ケアの進展に伴う地域完結型・在宅完結型医療における顧客ニーズをいち早くキャッチして、帝人グループとしてソリューションを開発・提供するため、帝人ファーマの医薬品と在宅医療の営業組織の統合を主導した。在宅医療事業の営業担当者全員にＭＲ資格を取得させることなども推進した。

【種田正樹氏略歴】
1990年３月に帝人入社。2015年４月以降、帝人ファーマの医薬開発推進部長や事業戦略企画部門長、企画管理部門長などを歴任後、22年10月から現職。23年４月に帝人グループ常務執行役員ヘルスケア事業本部長兼帝人ファーマ代表取締役社長に就任予定。90年３月に北海道大学大学院薬学研究科修士課程修了。57歳