沢井製薬は7月7日、胃炎・胃潰瘍治療剤・テプレノンカプセル50mg「サワイ」について自主回収（クラスⅡ）すると公表した。安定性モニタリング（36か月時点）対象のロットにおいて、溶出試験が承認規格に適合しない結果が得られたことによるもの。同剤をめえぐっては、5月に出荷一時停止を案内していたが、その後の検証を経て、使用期限内の品質保証は難しいと判断し、使用期限内の全ロットの自主回収を決めた。

回収対象製品は、テプレノンカプセル50mg「サワイ」で包装単位はPTP100Cap、PTP1000Cap、バラ1000Cap。なお、出荷状況・対応状況は、出荷量：C.出荷停止、製造販売会社の対応状況：⑤供給停止。危惧される健康被害については、「有効性及び安全性に影響を及ぼす可能性は極めて低いと考えている。これまでに本件に関する重篤な健康被害は報告されていない」としている。