中医協総会は11月15日、市場拡大再算定の適用により、抗がん剤・イミフィンジ点滴静注、ポライビー点滴静注の２成分４品目の薬価を引下げることを了承した。適用日は2024年２月１日。

イミフィンジは、「年間販売額が1000億円超1500億円以下、かつ基準年間販売額の1.5倍以上」で、市場拡大再算定の特例の要件に該当。ポライビーは、「年間販売額350億円超かつ、基準年間販売額の２倍以上」で市場拡大再算定用の要件に該当した。

市場拡大再算定の適用により、薬価が引き下げられるのは以下。新薬価の適用日は、2024年２月１日。

▽イミフィンジ（デュルバルマブ（遺伝子組換え）、アストラゼネカ）
イミフィンジ点滴静注120mg　現行薬価：101,807 円→新薬価：76,355 円
イミフィンジ点滴静注500mg　　　　　　413,539 円→　　　　310,154円

▽ポライビー（ポラツズマブベドチン（遺伝子組換え）、中外製薬）
ポライビー点滴静注用 30mg　現行薬価：298,825 円→新薬価：254,001 円
ポライビー点滴静注用 140mg　　　　　1,364,330 円→　　　　1,159,681 円