GIP/GLP-1 受容体作動薬・マンジャロ 医師の処方増意向は9割
出荷調整ない場合、「第一選択薬で処方」は3割に
公開日時 2024/01/01 00:00
2型糖尿病の薬物療法には主に経口血糖降下薬が使用されており、ビグアナイド薬、チアゾリジン薬、スルホニル尿素(SU)薬などに加え、SGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬、DPP-4阻害薬といった新たな作用機序を持つ薬剤の使用も広がり、治療効果の改善がかられるとともに治療選択肢も拡大している。なかでもGLP-1受容体作動薬、DPP-4阻害薬といったインクレチン関連薬は、GLP(グルカゴン様ペプチド-1)やGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)というホルモンによって腸から吸収されたブドウ糖の濃度(血糖値)に応じたインスリン分泌を促すことから、低血糖になるリスクの低減に加え、体重増加を防いだり、または減らしたりするといった特徴を有する。2023年4月に2型糖尿病治療薬として発売さ...