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持田製薬・持田社長 軽症~重症の潰瘍性大腸炎治療薬を4製品ラインナップ 「幅広い治療提案を行う」

公開日時 2024/01/23 04:51
持田製薬の持田直幸代表取締役社長は1月22日、東京本社で開いたメディア懇談会で、4製品をラインナップしている潰瘍性大腸炎(UC)治療薬に関し、「患者の症状や重症度に合わせた幅広い治療提案を行う。患者QOLの向上に貢献していく」と強調した。同社は2023年に軽症から重症のUC治療薬として2製品の販売を開始。既存のリアルダなどと合わせて計4製品の作用機序の異なる治療薬を持つことに成功した。

持田製薬はこれまで、軽症~中等度のUC治療薬として経口投与の5-ASA製剤・リアルダ錠と、中等度~重症の患者向けの抗TNF-αモノクローナル抗体・アダリムマブBS「MA」を製造販売してきた。そして23年から、軽症~中等度の患者向けの経口投与の局所作用型ステロイド剤・コレチメント錠(製造販売元:フェリング・ファーマ)と、中等度~重症の患者向けの抗IL-23p19モノクローナル抗体・オンボー(製造販売元:日本イーライリリー)の点滴静注製剤と皮下注製剤の販売を始めた。持田社長は、再発と緩解を繰り返すUCに対し、これら4製品で治療提案を行うことで患者貢献するとともに、結果として各製品の最大化につなげたいと話した。

◎ “便意切迫感”の啓発に意欲 「患者さんサポートの輪を広げたい」

また持田社長は、UC患者が改善を期待する症状のトップが“便意切迫感”だとした上で、パートナー企業の日本イーライリリーとこの症状の理解促進に向けた啓発プロジェクトを展開していることも紹介した。

便意切迫感は「突然かつ緊急に感じる排便の必要性」と定義される。持田社長によると、トイレを我慢できる時間は、UC患者の約5割は5分未満、重症患者の場合は30秒未満だという。外出時にはトイレの場所を常に気にするなど、「非常に生活でストレスを感じている」(持田社長)。

そこで啓発活動の一環として便意切迫感の暮らしを描いたスペシャルムービーと歌を制作した。持田社長は、患者の周囲にいる人にもムービーを観てもらいたいと強調。「社会全体の潰瘍性大腸炎に対する理解促進につなげ、患者さんサポートの輪を広げたい。(ムービーが)患者さんサポートのあり方を考えるきっかけになってほしいと願っている」と述べた。

◎不眠症治療薬・ダリドレキサント 24年12月までの発売目指す


このほか、現在承認申請中の不眠症治療薬・ダリドレキサント塩酸塩について、「24年12月までの発売を目指して進めている」と語った。承認取得後の販売スキームは、持田製薬とイドルシアが共同販売し、持田製薬は塩野義製薬と共同で展開する。持田社長によると、塩野義製薬が流通を担う。塩野義製薬をパートナーに選んだ理由については、約1000億円ある不眠症治療薬市場は参入企業も多く、競争も激しいとした上で、「製品価値を早期に最大化するためには塩野義製薬と一緒にやっていくのが一番良いと判断した」と述べた。

同剤は覚醒を促す神経ペプチド(オレキシン)の受容体(OX1R及びOX2R)への結合を選択的に阻害し、過剰な覚醒状態を抑制し睡眠状態へと移行させることで効果の発揮が期待できるデュアルオレキシン受容体拮抗薬(DORA)。持田製薬とイドルシアが共同開発し、イドルシアが23年に申請した。
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