武田薬品 日本製薬の全株式をアリナミン製薬に7月1日付で譲渡 従業員の雇用への影響はなし
公開日時 2024/04/02 04:50
武田薬品は4月1日、完全子会社の日本製薬の全株式をアリナミン製薬に譲渡する株式売買契約を締結したと発表した。株式譲渡は24年7月1日付。今回の株式譲渡により、日本製薬はアリナミン製薬の完全子会社となる。日本製薬の従業員の雇用への影響はないという。
日本製薬は医薬品および医薬部外品の製造受託を主事業とする。今回の株式売買契約について武田薬品は、「日本製薬の事業価値ならびに従業員の能力のさらなる向上に資するもの」と説明。アリナミン製薬のグループ子会社化で、「グループおよび日本製薬が有する医薬品の製造に関する知見が融合し、日本製薬は、製造技術のさらなる向上やアリナミンドリンクを中心とした既存製品の増産などを通じて、カスタマーに対するコミットメントを果たせる」と指摘している。
武田薬品グローバルマニュファクチャリング&サプライ ジャパン ヘッドのグレッグ・ティモンズ氏は、「アリナミン製薬は、日本製薬の事業価値を向上させるうえで最適なパートナーであり、今回の株式譲渡により、医薬品および医薬部外品に対する市場のニーズに、より迅速かつ的確に対応できるようになるものと確信している」とコメントした。