サワイGHD ソーシャルボンド発行で100億円調達へ 第二九州工場の新固形剤棟建設費に充当予定
公開日時 2024/04/23 04:50
サワイグループホールディングス(GHD)は4月22日、国内公募形式のソーシャルボンド(社債)を発行し、調達資金を福岡県飯塚市の第二九州工場で計画中の新固形剤棟建設に係る投資に充当する予定と発表した。資金調達は100億円を予定している。
第二九州工場での新棟建設は、後発医薬品の安定供給体制の強化を目的としたもの。サワイGHDは本誌取材に、今回の社債発行に関し、後発品の供給不足という社会課題を解決するための新棟建設やその社会的意義を、投資家に広く認知してもらうことも目的のひとつと説明した。
ソーシャルボンドは、社会課題の解決に資する事業の資金を調達するために発行される債権のこと。サワイGHDが今回発行する社債の名称は「サワイグループホールディングス株式会社第2回無担保社債」。発行予定額は100億円。年限は5年の予定。主幹事証券会社はSMBC日興証券と大和証券となる。