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沢井製薬など4社 福岡県飯塚市でのPHR起点とした実証事業 全参加者7割で健康意識向上 

公開日時 2024/07/03 04:50
沢井製薬やヘルステック企業など4社は7月1日、福岡県飯塚市で実施したPHRサービスを活用した実証事業の結果を公表し、健康に無関心な層に対して健康意識の向上や体重減少、健康行動への行動変容が確認されたと発表した。実証後のアンケートによると、全参加者の7割が「健康を意識することが増えた」と回答。アプリデータを分析した体重変化では全体平均で0.6㎏、健康無関心層の平均で1.6㎏それぞれ減少し、有意な体重減少が確認できたとしている。

◎アプリで移動距離などに応じてポイント付与 活動量増加や行動変容促す

実証事業を行ったのは、日立システムズ、インテグリティ・ヘルスケア、ANA X、沢井製薬の4社。「飯塚市におけPHR サービスを起点とした業種間連携型の健康なまちづくり形成に関する実証事業」と題して、2023年12月~24年3月末の期間中、飯塚市民や地元企業従業員190人が参加した。事業では、沢井製薬のPHR管理アプリ「SaluDi」と、ANA Xが展開するモバイルアプリ「ANA Pocket」を活用し、移動した距離や手段に応じてポイントが付与される仕組みと、血圧や体重など日々のバイタルデータを記録できる仕組みを提供。インセンティブを付与することで活動量の増加や行動変容を促した上で、期間中のアプリデータを分析した。

◎全参加者72.8%「実証前と比べて健康意識増えた」 体重も減少

その結果、実証後のアンケートでは全参加者の72.8%が「実証前と比べて健康に関して意識することが増えた」と答えた。健康意識と運動習慣、食習慣、測定習慣に関する項目を数値化したバランス変化では、健康無関心層(事前アンケートで運動や食事について「まったく(あまり)意識していない」を選択し、疾病治療を受けていない群)で関心層に比べて改善がみられた。

さらに、参加者の約6割が「行動(外出・運動)のきっかけになった」と回答。参加者からは「アプリがきっかけで出かける機会が増えた」「健康状態を把握するいい機会になった」などの意見が寄せられた。また、体重やBMIの変化をみると、参加者全員の平均体重は0.6㎏減、BMIは0.3減だった。健康無関心層では、平均体重1.6㎏減、BMI0.6減が確認された。

◎自治体や企業向けに事業モデル展開 「疾病管理・未病予防に役立てることを目指す」

このほか、日立システムズの提供するPHRサービス「健康支援サービス(MIRAMED)」を利用し、特定保健指導対象者などが参加して生活習慣改善を図る実証事業も24年9月末まで継続中。24年10月に最終報告を予定している。

沢井製薬など4社でつくる「日本ウェルビーイングコンソーシアム」は、今回の実証結果を踏まえて、アプリを利用した健康行動とその効果を分析する分析ダッシュボードを含めてモデル化し、自治体や健康経営を推進する企業に対して事業モデルを展開する。沢井製薬は「SaluDi を個人の健康データの蓄積だけでなく、連携医療機関・調剤薬局などとの連携拡大、医療の場での PHR の利活用を推進し、疾病管理・未病予防に役立てることを目指す」としている。
 
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