あすか製薬HD 米投資ファンド・ダルトンらに大規模買付行為等に係る「情報リスト」交付 情報提供要請
公開日時 2025/08/26 04:50
あすか製薬ホールディングスは8月25日、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツ・インクらに対し、同社株券等の大規模買付行為等に係る「情報リスト」を交付したと発表した。同社は、ダルトンらから議決権総数30%程度となる水準まであすか製薬HDの株式を取得する意思を明記した「大規模買付行為等趣旨説明書」を受領しており、株主および投資家の判断並びに当社取締役会の評価・検討等のために必要な情報提供をダルトンらに要請することになった。
同社によると、「当社の議決権割合 30%までの市場内における当社株式の買い上がりは、実質的に当社の株主総会における特別決議事項の可決を阻止できる水準である」と指摘。経済産業省の「企業買収における行動指針」(2023年8月31日)において、「少なくとも公開買付届出書における記載内容と同程度の適切な情報提供を、資本市場や対象会社に対して適時、任意の方法で行うことが望ましい」と謳われていることを踏まえ、ダルトンらに「十分な情報の提供」を求めた。
この日公表した「情報リスト」では、ダルトン、ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンド・ピーエルシー(NAVF)、エヌエーブイエフ・セレクト・エルエルシー(NAVF Select)について、グループの詳細情報を求めた。また、同社を投資先に選んだ理由、検討を開始した時期、実施済株式買付けを行う可能性があるとの判断に至った理由、経緯、時期及びかかる判断を行う上での前提となった事実などで情報開示を求めている。
さらに同社は、「大規模買付行為等を行う真の意図は、当社にMBOを実行させて保有する当社株式をMBOで売り抜けることであるとも思われる。この点について、どのように考えているのか」でダルトンらの見解を求めている。
あすか製薬HDは、ダルトンらから提供された情報で「不十分」と同社取締役会が合理的に判断した場合には、ダルトンらに対し必要な情報の追加提供を要請することがあるとも指摘した。