日新製薬 協和キリンからアレロック顆粒の製造販売承認を承継 11月4日付
公開日時 2025/08/29 04:50
日新製薬は8月28日、協和キリンから抗アレルギー薬・アレロック顆粒0.5%の製造販売承認を承継すると発表した。承継日は11月4日付。承継日以降、アレロック顆粒はグループ内で販売機能を有する日新薬品が販売及び情報提供・収集活動を行う。なお、アレロックの錠剤及びOD錠は引き続き協和キリンが手掛ける。
日新製薬は現在、アレロック後発品を取り扱っていない。今回の承継により、抗アレルギー薬の製品ラインナップの拡充につながると判断した。
協和キリンがアレロック顆粒を手放す理由は、「経営戦略上の理由から」(コーポレートコミュニケーション部)だとしている。協和キリンは現在、自社で注力する疾患領域を、▽骨・ミネラル、▽血液がん・難治性血液疾患、▽希少疾患――と明確化し、先進的な抗体技術や造血幹細胞遺伝子治療(HSC-GT)といった多様なモダリティを駆使して価値の創出・提供を推進している。注力領域に経営資源を集中する中で、今回の製品導出に至ったとみられる。
【訂正】見出し及び下線部の製品名に誤りがあり、修正しました。(8月29日9時35分)