杏林製薬、キッセイ薬品、Ubie OAB疾患啓発プロジェクト始動 デジタルプラットフォーム活用で
公開日時 2025/09/02 04:51
杏林製薬、キッセイ薬品、Ubieの3社は9月1日、過活動膀胱(OAB)に対する疾患啓発プロジェクトを開始すると発表した。同プロジェクトでは、OABに関連する症状をもつ患者にUbieのデジタルヘルスプラットフォームを通じて啓発コンテンツを届け、医療機関への受診のきっかけを作るというもの。コンテンツの監修は日本大学医学部泌尿器科学系泌尿器科学分野の髙橋悟主任教授。早期受診で適切な治療が受けられるよう支援したい考えだ。
国内のOAB患者数は、2022年の人口構成から1250万人と推定されている。今回のプロジェクトはUbieが提供する症状検索エンジン「ユビー」を基盤とするもの。杏林製薬、キッセイ薬品、Ubieの3社がインターネットを通じた広報活動を実施。髙橋主任教授監修によるOABの疾患情報コンテンツを提供することで、医療機関への適切な受診行動を支援する。疾患認知度の向上と患者QOLの向上を通じ、社会全体の健康促進に貢献したい考えだ。
コンテンツを監修した高橋主任教授は、「デジタルヘルスプラットフォームを活用した今回のプロジェクトは、デジタル技術を通じた適切な情報提供とそれによる受診行動の支援において大きな役割を果たすと考えている。一人でも多くの症状にお悩みの患者さんのQOL向上に貢献できるものと期待している」とコメントした。