日本イーライリリー 神戸・西神工場に200億円を追加投資 国内の医薬品供給能力を増強
公開日時 2026/03/13 04:50
日本イーライリリーは3月12日、国内唯一の自社製品製造拠点である西神工場(兵庫県神戸市)に200億円を追加投資すると発表した。日本市場への同社製品の供給能力をさらに高めるため、2026年から28年にかけて新規生産ラインの導入や倉庫棟の新設を進めるほか、デジタル化やプロセスの自動化なども推進する。
同社は現在、糖尿病や肥満症、がん、アルツハイマー病を含む中枢神経系疾患、自己免疫疾患などの重点領域において、製品需要の増加や研究開発パイプラインの拡充に直面している。今回の追加投資の決定について同社は、「将来の供給拡大に迅速かつ柔軟に対応することが重要」だとし、「今回の追加投資は、供給能力のさらなる増強が必要であるとの考えに至り、決定した」としている。
1981年に開設した西神工場は、リリー製品の分析試験、検査、包装を担っている。社員数は25年末時点で約315人。同工場では22年から25年にかけて70億円の投資が行われており、自動デバイス選別機の導入や品質試験ラボラトリーの改善、新工場棟の建設、新規包装ラインの導入など段階的な機能強化が進められている。