武田薬品・岩﨑医薬営業本部長 MR像を再定義 今夏にも結論 地域完結型医療に対応

公開日時 2015/03/19 03:52
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武田薬品の岩﨑真人・取締役医薬営業本部長は3月18日、東京本社で本誌のインタビューに応じ、医療や介護が一体となって地域完結型(地域包括ケア)に変化していく方向であることから、「今年に入ってから、タケダとしてあるべきMRの姿を再定義している」と述べ、タケダMRの役割や情報提供の内容・あり方を検討していることを明らかにした。「夏過ぎぐらいには結論を出したい」とし、2015年度の下半期(10月~)から新たなMR像で活動していく可能性がある。また、14年4月に導入した疾患領域担当MR体制については、医師の記憶に残る情報提供活動につながっているケースが増えているとして、「(領域担当体制にしたことに)満足している」と語った。

厚生労働省は高齢者人口の増加や将来の医療受給などを見据えて、地域の医療機能を見直したり、医療や介護を地域で一体となって提供する「地域包括ケア」を導入することに取り組んでいる。

岩﨑本部長は、「カスタマーの目から見て、ベスト・イン・クラスの会社になろう」との全社的なプロジェクトを進めているなかで、日本の医療用医薬品ビジネスの「カスタマー」の再定義も進めているとした。カスタマーの最上位に「患者」を位置付けているものの、日本の医療用医薬品ビジネスでは患者への直接的なやり取りが限定的なため、「患者さんにバリューを提供する人たちを『カスタマー』として、このカスタマーにベスト・イン・クラスとみられるようになりたい。そうすることで患者さんに武田薬品のバリューが届く」と語った。

カスタマーとして検討の俎上にあるのは、▽医師▽薬剤師▽看護職▽介護職▽病院などの施設経営者▽地域医療のカギを握るステークホルダー▽特約店▽関係会社▽共同販促企業――などで、これらのカスタマーに対する武田薬品やタケダMRの役割・行動などを検討しているとした。

岩﨑本部長は、カスタマーにベスト・イン・クラスの会社と認められることで、訪問規制がよりいっそう厳しい時代になっても「武田薬品やタケダMRが確実に選ばれるようになる」としたほか、「我々のアンメットニーズを満たす医薬品が選ばれる、使われると思っている」と話した。

■領域担当MR体制 コールインパクトが10~15%改善

同社では1人のMRが全製品を担当する営業体制を敷いていたが、14年4月から疾患領域担当MR体制を導入した。同社の領域担当MRは全製品の研修を受けた上で、循環器、消化器、オンコロジーなどの専門性を高めるもの。岩﨑本部長は導入後約1年の評価として、「コールインパクトが10~15%改善した」「MRが医師に専門的な会話をしていないと得られないような医師からのコメントが確認されている」と述べ、医師の記憶に残り、かつ情報提供の質が向上しているケースもみられているとの認識を示した。ただ、「いまは3年ひと昔」とも語り、カスタマーや情報ニーズを踏まえてMR活動や体制を見直していく姿勢もみせた。

インタビューの詳細(一問一答)は、こちら
(3月31日配信予定。4月2日までの3日間は無料公開、その後はプレミア会員限定コンテンツになります)

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