武田薬品 大うつ病性障害治療薬ボルチオキセチンを日本で承認申請

公開日時 2018/10/01 03:50
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武田薬品は9月28日、大うつ病性障害治療薬ボルチオキセチン(一般名)を同日に日本で承認申請したと発表した。武田は創製元のデンマーク・ルンドベック社と日本における共同事業化契約を結んでおり、両社で現在、販売戦略の策定を進めている。

ボルチオキセチンの抗うつ作用の機序は完全には解明されていないが、セロトニン(5-HT)の再取り込み阻害作用と 5-HT 受容体活性を直接調節する 5-HT1A受容体刺激作用、5-HT1B受容体部分的刺激作用、5-HT3、5-HT1D、5-HT7受容体拮抗作用などを持ち、セロトニン系、ノルエピネフリン系、ドーパミン系、ヒスタミン系、アセチルコリン系、ガンマアミノ酪酸(GABA)系、グルタミン酸系を含む、いくつかの系において神経伝達の調節を行うとされている。

これらの作用のひとつひとつが同剤の抗うつ作用にどのように寄与しているかはっきりとは分かっていないが、こういった薬力学的作用を併せ持つ初めてかつ唯一の化合物であると考えられている。

武田薬品日本開発センターの廣田直美所長は今回の申請にあたり、「大うつ病性障害は精神症状、身体的症状、認知機能低下を引き起こす多面的な疾患であるため、医療ニーズが高い疾患」とした上で、「ボルチオキセチンが深刻で複雑な疾患である大うつ病性障害で苦しむ日本の患者さんの新しい治療オプションになることを確信している」とコメントした。

大うつ病性障害(以下MDD)は世界で3億人が罹患している複雑な疾患。日本では350万人以上(人口の3%以上)が罹患しているとされる。MDDは臨床的うつ病としても知られており、感情的症状、認知症状、身体的症状を誘発することがある。その症状には抑うつ気分、興味または喜びの著しい減退、有意の体重減少・体重増加、食欲の変化、不眠や仮眠、疲労感・気力の減退などのほか、反復的な自殺念慮が含まれる。

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